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2010-10-23 [長年日記]
_ 土曜日のトレーニング。ヨガクラス⇒筋トレ⇒バランスボール30分⇒筋トレ⇒トレッドミル50分⇒ストレッチ。体調が良いと土曜日はこんな流れで4時間ぐらいジムにいる。体調によってはトレッドミルを短くしたりしてね。筋トレのメニューは、フルコースだとチェストプレス⇒胸のストレッチ⇒レッグカール⇒ハムストリングスのストレッチ⇒インクライントーソ⇒体側ストレッチ⇒ショルダープレス⇒肩のストレッチ⇒レッグエクステンション⇒大腿四頭筋のストレッチ⇒アブアイソレーター⇒腹筋のストレッチ(ここで30分間バランスボール⇒)バックエクステンション⇒背中のストレッチ⇒ラットアイソレータ⇒ベンチでシットアップ⇒腹筋のストレッチ⇒シーテッドロウ⇒背筋のストレッチ⇒ペグアイソレータ⇒胸のストレッチ。たしかこんな感じだったと思う。マシントレーニングの間につかの間の休息を兼ねてたっぷりストレッチを入れるので相当まったりやっている。
4時間同じ場所にいるといろんな人がいろんなやり方でトレーニングしているのを目撃する。多分みんな自分のやり方が一番だと思っていると思う。私もそうだ。ついこの間までは人のやり方を見ていて「そんなやり方は効果的じゃないだろう」とか思ったりしていたし、今も時々そう思ってしまうのだが、考えを改めようとしている。この世界が平和であるための唯一の方法は多様性を受け入れ認め合うことだ…。
通常はトレーニングの後は急いで帰宅してすぐバニラ味のプロテインをおいしくいただくのだが、今日はそのままクリニックに。クリニックの先生との関係も近頃は非常に良くなっている。
ところでヨガとはサンスクリット語で「結ぶ」と言う意味だそうで。BSフジ『ケン・ハラクマのヨガ道』で知った。ケン・ハラクマさんという方は寡聞にして全く知らなかった。"11のポーズ"と言ってるのはヨガ、フラ、エアロなどフィットネスクラブの定番メニューから良さそうなところを集めてきたような感じで特に奥様方に人気がありそう。
_ [東海道] 『街道てくてく旅。東海道五十三次』DVD第2巻。
今日、メール便でAmazonから届いたので夕食摂りつつ見ていた。蒲原から御油まで。このあたりは東海道のハイライトと言って良いだろう。薩た峠で振り返ると富士がはっきり見えてる。この旅は良いことがありそうだとテルが言う。阿倍川もちの「石部屋」は「せきべや」と読むのだと認識。無愛想に見えた主人とテルが楽しげに餅をちぎる。小夜の中山は大雨で下りの道を水が川のように流れている。いつもと違う景色が見えた、とテルは日記に書いている。第一巻と比べると旅そのものを大いに楽しんでいるということがわかる。自ら歩くことは一番楽しいが、人の旅の仕方を追うのも楽しい。旅の仕方もまた多様であるべきものだ。私にはやはりそれがなかなか分からずにいた。「そんな歩き方では楽しめないだろう」そんなふうに思っていた。でも、一度自分が歩いた道を、誰かが歩こうとしていたり歩きはじめたりするときには、何故かその人のことを羨ましく思う。あの素敵な旅をこの人はこれから見出すのだと思うと、素直に「いいなあ」と思うのだ。同じ道を再び歩いて旅する機会はそんなにあるわけではなく、歩き通した達成感の裏側にはいつも、ああすれば良かった、あそこも訪ねたかった、この石碑は見逃した、などという数多くの後悔や反省が同居している。それがリアルな旅の本質なのかもしれない。ロールプレイングゲームをコンプリートするようなわけには行かない。でも貪欲に道の上にあるありとあらゆるものを見聞し楽しみたい。しかし陽のある時間は無限ではない。そこで何かをあきらめて何かを選ぶ連続で旅が進んでいく。仮に見聞すべきものが一つの道程に10個あってそのうち1つをあきらめなくてはならないならばその選び方は10通りだが、2個あきらめるなら45通りに膨れ上がる。実際の選択の数はこんなもんじゃないだろう。このことだけでも実質的には旅人の数だけの旅の仕方があると言っていいが、それ以上に、同じ選択をしてもその時が雨だったり寒かったり疲れていたり悲しかったりと、味わう状況が違う。全く同じ見聞を同じ状況で味わったとしてもその感じ方が人に依ってまた違っているはずだ。そう考えると旅の仕方はジムのトレーニングに勝って多様なのであり、その多様であることはまた認めあい尊重しあうべきもの、とわかる。