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けいりう堂日記

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2020-02-03 [長年日記]

_ ボーッとしてる間に明日は立春。恵方巻なんか食わない。そもそも日本の伝統でもなんでもなかったらしいこのフードロスの原因はそろそろなくなっていいと思ってる。個人的見解です。異論は認める。週末から暖かいのだが今週半ばからまた寒くなると。最近読んだ本:『艶剣客』-淫語の古めかしさが新鮮だった。吉沢明歩主演で映像化されてるからそのうち観るだろう。『調べるチカラ』-あまり新鮮な情報はなかったが、政府統計などを閲覧できるサイトの紹介なんかは多少役に立ちそう。続いて読み始めたのは『バッハ小伝』。ここ一月くらいこんな感じの乱読ばかり。積読は数冊消化された程度。


2020-02-04 [長年日記]

_ 引き続きフォルケル『バッハ小伝』読んでる。「バッハの和声」の章。大バッハはヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲にインスパイアされた、とある。WikipediaとAmazonで調べると、ヴィヴァルディ『調和の霊感』をアレンジしているらしいので、聞いてみようということになった次第。『調和の霊感』は、たぶんヴァイオリンの練習曲にもよく使われている曲で、私自身も一年に満たない短い教程の中で教わった記憶がある。


2020-02-05 [長年日記]

_ 『バッハ小伝』さらに続き。ついつい忘れそうになるが、著者のフォルケルはほぼ大バッハの、より詳しく言えばその子供たち、例えばC.P.エマニュエル・バッハの同時代人であって、少なくとも著作の対象である人物に直接触れ合った人々の言葉を参照して書くことのできる立場の人であった。時代が日本においては江戸期という大昔である、ということよりもこのような同時代性という時間感覚を念頭において読むべき書物なのだと思う。例えば私たちの時代に比していうなら、私はエルヴィン・シュレーディンガーが没して間もなく生まれたのだが、彼自身の人となりよりも彼の産んだ偉大な作品、すなわち波動力学を介して彼の名を知るものである。量子力学の本を読んだ人よりも、何冊もあるシュレーディンガー自身の思想を記した本を読んだ人は、おそらく多くないだろう(ただ、そのような本の中にはバイオテクノロジーの誕生に強く影響した『生命とは何か』という名著もあるから、専門分野によっては読者層の内訳は大きく変わるかもしれない)。そしてさらに、客観的にシュレーディンガーの人となりを記した書物に触れた人はずっと少ないだろうと思う。ちょうど、大バッハの音楽に触れた人(これはクラシック愛好家に限ったことではない。映像作品には現在も彼の作品の断片が利用されているし、その旋律から新たな歌を作るミュージシャンもいる)に比べてその人となりを記した書に触れる人はずっと少ないのと同じように。フォルケルが『バッハ小伝』を書いた時代の感覚はこんな感じのもので、そこにこの書を読む意義があり、同様にムーアの書いたある意味スキャンダラスな内容を含むシュレーディンガーの伝記にも大きな価値があるのである。

_ 全く関係ない話。大久保桜子と大原櫻子を完全に取り違えてた。


2020-02-06 [長年日記]

_ 『バッハ小伝』読了。年表読んでると、ライプニッツとかアダム・スミスなんかが同時代人として現れるのが、なにか時代性を感じさせる。もっとバッハ聴こう。この後はたぶん『艶剣客』の第二作とかモリスの『舞いあがったサル』なんか読むと思う。


2020-02-07 [長年日記]

_ 会社の要請で1日教育受ける。最後に簡単な確認テストがあった。引っ掛け問題には全て引っ掛かった。あすから飛び石連休だが朝から喉に違和感があり、受講中に本格的に風邪の症状が出始めた。こんなこともあろうかと中日の平日も休みにしといたのだよ。読みたい漫画の新刊が2冊ほど出てる。帰りにゲットできたらいうことない。休日にウォーキングやろうと思うと風邪、というのは先月もあった。デブになったら生きてる資格は無いと思ってる(あくまで自分の価値観)ので生命の危険を感じている。まあどこからデブかという線引きという問題もある訳だがなけなしの美意識を無くして生きて行くのは自分には辛いこと故。


2020-02-08 [長年日記]

_ 夜中。すでに風邪の症状は緩和しつつある。ガッキーがお家の庭に張ったテントに穴から顔覗かせる十六茶のCMをやっとYouTubeで鑑賞。髪の毛お団子にしてテントに入ってるとなんかゆるキャンのリンちゃんに寄せてるように見える。ついでに昔のグリーンの上着に黄色いストッキングで踊ってるやつも見た。何ていい脚なんだ!寝よう。


2020-02-13 [長年日記]

_ 『舞い上がったサル』読了。『裸のサル』で述べられたことはさらに肯定的に展開され、今や人類が水棲生活で体毛を失ったことは事実として確認されることを待っているばかり、というように読み取れる。わたしゃ泳ぎは苦手なんですけどね。次は積ん読の中から暗黙知に関係するものを読む予定。


2020-02-14 [長年日記]

_ 私の居場所は至るところ積ん読の山となっている。台所も、魔窟と呼ばれる自称書斎も、寝床も。その寝床の床に転がっていたヤングの『ヨブへの答え』を、夜中に、仕事上の困難に関連する幾分象徴的な夢から覚めて何と無くめくっていた。ユングもまたモリスの『裸のサル』に劣らないスキャンダラスな本をいくつも書いているが、中でも、信仰心厚いが故に理不尽な災厄に見舞われたヨブの側に立ち創造主を糾弾するかのようなこの書は取り分けスキャンダラスなものであることは明らかだ。モリスの『裸のサル』は、人間の霊性ーつまり「堕ちた天使」ーでは無く人間の獣性という視点から人間の普遍的な部分を解き明かそうとしているが、『ヨブへの答え』でユングは元型という視点から聖書の登場人物たちーヤハウェ、ヨブ、ソフィア、サタン、アダム、イブ、ヨブ、マリア、キリストーを説明しようとしている。たまたま同時期に読んだというだけで二つの本には特段の類似性はないのかもしれないが、同時性を持ってーつまり何らかの心的な原因を伴って、しかし因果律とは異なる関連性を持って、過去からでは無く今という同時点にー現れた書物のように感じているところ。もともとはユングに憧れて買って最初だけ読んで放っておいた本だが、後年、母を失った際に、存在するとしたら余りにも非情な神性に対する不満を慰められるような気持ちで少し読み進んだ。この本はこれからが面白いはずだが、電車の中や食事をしながら、あるいは騒がしい会社の休憩時間に読めるような本では無い。寝床で睡眠不足を気にしながら読むのが相応しい。

_ だーりお主演の「来世ではちゃんとします」を初めて見てるんだけど、本命君に翻弄されるだーりおが切なすぎる。にしてもセフレ5人とかあり得るのかね。まあわたくしはそろそろそういう感じの圏から一つ上空に移行しつつあるんで、うつろな目で見守ってることにしますわ。


2020-02-15 [長年日記]

_ アニメ「映像研には手を出すな!」1ー6話を通して観た。コミックもこれから読む。実写映画も今年公開らしい。

_ ゴルゴ13をずっと読み進めている。古い巻から順に進んで今61巻を読み終えた。この巻の中にトウゴウが借りているらしいコテージにシェーンベルグ「ワルシャワの生き残り」という"レコード"が置かれているというシーンがある。トウゴウもレコード聞いたりするんだなと。「読み進んでる」と書いたが、最新刊から順に古い巻へと逆にたどってもいて、そちらの方は135巻。この二つの流れは98巻あたりで出会うことになるはずだがまだまだ先のことになる。あと「銀魂」も一巻づつ読み続けていて今17巻。こちらも長くなる。


2020-02-17 [長年日記]

_ 『映像研には手を出すな! 03 』大童澄瞳、小学館、2018。

という訳で第5巻までを入手したのでした。て、この第3巻には、音響部の百目鬼氏(女の子だった!)が、レーザー兵器のSEを悩みながら編み出すことが描かれている。これ、アニメだとどんな音になるの。早く観たい。


2020-02-18 [長年日記]

_ 『映像研には手を出すな!』の5巻まで読み終えてしまったのですよ!久しぶりに安いスーパーで買い物。最寄駅の隣駅だけど安いので十分元が取れる。ここで良く買い物してた頃は結構体を気遣ってた。野菜ジュースで野菜と鶏肉を煮込んだ物を食べる。寒いうちに平らげないとフードロスになってしまうなー。このところホントに外食ばかりだったのだけど、やはり自炊が1番だ。松屋の味噌汁とかしょっぱいし。圧力鍋で具材は柔らか。もっと使わなくては。

他に今読んでるのはマイケル・ポランニーの『暗黙知の次元』。1960年代に書かれた。なかなか読み解くのが難しいと思ったら、今読んでる紀伊國屋版には誤訳があるとか。まあそれでも面白い。ただ、読み始めたときは、明示できない知識のことを脳の機能などから説いた本かと思ったらどうやらそうでは無く、これは著者の宣言のようなものかと感じている。文中に、マルキ・ド・サドをモラリストと呼んでいる(ここが誤訳である可能性もあるだろうが)のを見つけて、興味が湧いた。サド、真面目に読んだことないんだよね。


2020-02-19 [長年日記]

_ 肥満してる自分はどうにも許せないのでウォーキングを心がけることにしたということは少し前に書いた。が、週末だけでは足りないと感じたので会社から2時間弱の道を歩いて最後にはジムに寄って軽く自主ヨガの末に入浴。これがとても気持ち良かった。ウォーキングの効果はまず足への刺激で血流を増すこと、次に骨に圧電刺激を加えて強化すること、そして、内臓を揺さぶって利便性を増すこと、最後にβエンドルフィンの分泌を促してストレスを緩和すると共に気づきを生むこと、である。そんな訳で今日の気づき。周りを豚に囲まれているからといって自分がデブになって良いと言う訳では無い。ただしそうかと言って豚小屋の臭気にを我慢せねばならない訳では無い。ごく一般的な比喩表現です。満足な豚より不満足なソクラテスの方が良い、みたいなヤツ。


2020-02-23 [長年日記]

_ 今日は日中12kmほど歩いてから夕ヨガ。そのあと久しぶりに横浜駅周辺で買い物。帰り道、小学校で習った「あひるのたんしょうび」と言う曲を思い出していた:
あひるの誕生日 ガチョウがやってきて ガアガアガアガアゴエゴエゴエ 楽しい…あれ?楽しい何だっけ。3文字だからワルツかな?いやいやこの曲は四拍子だ。ネットで検索。おお。最後のとこは「楽しいダンス」だ。YAHOO知恵袋に載ってた。でも回答者の人もガアガアガアガアゴエゴエゴエのところは思い出せなかったらしい。自分書き込めなさそうなので何かの折にこの日記見つけてくれたら嬉しい。自分がなぜ覚えてたかと言うと、同級生の子がこの部分を物凄く面白い歌い方で歌ったので記憶に残ってるのだった。全く関係ないけどNHKみんなのうたの「トゲめくスピカ」がアニメも音楽もエモいので見てみて。


2020-02-24 [長年日記]

_ 久しぶりに神保町エチオピア。少し並んでたがあまり待たなかった。今日はチキン野菜カレーの辛さ20倍。汗かいたが辛さはちょうど良い。そのうち最高の辛さ70倍に達してしまうのでは。


2020-02-25 [長年日記]

_ 何度か書いてるけどNHK第一の「天使の作り笑い」が面白くて、聞き逃したら聞き逃し配信で聴いてる。ニューカマーが3組で笑いを競う「天使のネタ笑い」には毎回感心してる。今回はぬえ、新鮮なたまご、アフタヌーン。どれも面白くて軽くショックを受けてる。アフタヌーンの、めちゃ悪い滑舌で韓流ドラマの説明し続けるネタ(韓流スターの名前立て続けに喋っててどこまで発音正しいかわかんなくなって最後には聴いてるこっちにゲシュタルト崩壊がが起こる)はヤバい。勝ち抜けなかったのは残念。つべで見よう。←残念、このネタまだ上がってなかった。聞き逃し配信また聴こう。


2020-02-26 [長年日記]

_ 今日は少し寒いようだ。が、そこそこ長い距離をウォーキングしたのであまり感じない。

_ The・かぼちゃワインを一巻ずつ読んでて今第10巻。若い頃はあまり好きになれなかったのだけど、何故か年を経るに連れてこんな身長差カップル(逆身長差?)の話が好きになってきたのは多分私の体内からテストステロンが減ってきてるせいもあるんじゃないだろうか。そうそう、豆乳に含まれるイソフラボンは女性ホルモン様の物質と言われるが、中国の男性が水のようにガブガブ飲んでたらとうとう妻を超える巨乳になってしまった、と言う話がどうやら本当にあるらしい。豆乳大量に飲むと女体化するのだ。だがこれが薄毛に効くと言う保証はなさそうだ。つまり女体化と言ってもウスラハゲのおばさんになるということらしく、全くもって救いが無い。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

_ うにゃ [かぼちゃワインなつかしいね〜]

_ けい [そのうちアニメも見たいです]


2020-02-27 [長年日記]

_ 木曜の夜は東京03の「好きにさせるか」というラジオ番組をよく聴いてる。今日はハンバーグ師匠登場。誕生秘話など面白かった。もうあっという間に週末。ハンバーグ!


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