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2013-09-01 [長年日記]
_ エアコンの件でお客様センターに連絡。修理の人からの連絡を待てとのこと。しまった、魔窟に人が足を踏み入れてしまう。作業爆雷は確保するか、魔窟なりに。←作業爆雷ってなんだよ。「作業場くらい」だろ。
_ 朝ヨガ。9:30から。そのあとでかけるため、せっかく買ったマイ・ヨガマットはまだ封印中。気持ち良し。その後横浜有隣堂に行き、ドラフティングテープを購入。20円くらい値上げしてた。いよいよアベノミクスの、耳障りの悪い部分が見えてきたのだ、と思う。難局を迎えつつある。乗り切れるか。君は生き残ることができるか。
2013-09-02 [長年日記]
_ 修理びとは水曜夜に来る予定。作業場確保が急がれる。もっと後にしとくべきだったろうか?まあどうせ一緒のことだ。電話で修理びとと話したところ、症例からは温度センサーの接触不良が疑わしく、いわば"known bug"の類で対応は数分で終わる見込みとのことだ。お盆前から職場の電気ポットだの家のエアコンだの、やけにお客様センターに連絡を取る機会が多い。
_ それとは別に、今日は大変イライラする日となり、電車の中でも新聞など読まずにiPodで音楽聴いていた。自らのダメさ加減を言いつつもそのことを無理に相対化しようとする、俺にとってはたいそういやらしく思われる物言いを、とある人物から何度も何度も聞かされる羽目になって、大いに消耗したせいだった。フリーライダーの罪はその存在によって集団のモラルを低下されることにあり、その罪の原因は、自らフリーライダーであることに自覚的でないということにある。お前の言いたいことはわかる。確かにお前よりもっとひどい存在は何人かいるだろう。だが、そのことでお前のただ乗りが許されるわけではない。大悪の陰で目立たないようにふるまう小悪こそ集団においては癌と言える…。
だがその音楽を聞いてもなんだかイライラする。こういう時は早く寝たり、崇高な思想に触れて、自らを卑下することなく高みを想うべきだと思った。高みを想うことは現世の利益とは関係がない。ただ、自らが単に生きるだけのもの以上のものであることを信じるためのこと、神の存在を仮定しない俺の宗教と言える。
iPodから突然癖のある歌声が流れてきた。これは吉川晃司が仮面ライダーWの映画の中で演じていた鳴海荘吉 (仮面ライダースカル)の歌だった。ある種感動的だった。というのは、かの人の歌い方が「モニカ」の頃とほぼ変わることがなく、ただ多少野太い声に代わっていただけだったからである。この人の風貌や佇まいからくる存在感は、歌唱力や芸の力をはるかに上回っている。それは芸能人としては不幸なことだったかもしれないが、その存在感に見合うだけの年になって今は目に触れる機会が多い。特にファンと言うほどではないが、かつて「うる星やつら」の劇場版を見たときに同時上映された怪作「すかんぴんウォーク」のことは忘れられない。「モニカ」は今も時々カラオケで歌うことがあるが、これを歌った時にあまりにも軽薄な歌詞と俺の"佇まい"のミスマッチを執拗に散々に突っ込んでくれた同郷の同僚のこともまた忘れられない。あれは何というか、痛快だった。
2013-09-03 [長年日記]
_ 前に書いたような気もするが、犬に噛まれて怒り狂ったとしても、それで噛み返したらもはや人間では無い。俺はけだものの世界とは縁を切りたいのだ。けだものになるのはベッドの中だけ…ってひとりでベッドでけだものになってたらアホだよな。だいたいうちにはベッドがない。
_ パール先生のプレゼン資料。
この技術が自在に使えるようになったらかなり仕事が捗るのではないかと思っている統計的因果モデルなのだが、パール先生の本の最後に載っているプレゼンがここで見られる。本の方には各シートに付随する内容も書かれているので、両方使ってパール先生になったつもりでプレゼンすると、かなりわかったような気になってしまうのかもしれない。最後の方に出ている、モデルの中のとある変数がモデルの基本的な成分であるかないかを機械的に判定する下りがなんだかカッコイイ。原理理解していないが、どの変数がモデルとしてエッセンスなのかをグラフィカルに処理することができるのは面白いと思う。この重みづけ有向グラフによる因果モデルのアプローチと、実験計画法との関係をクリアに理解できたら、かなり捗ることだろうと思う。捗るためには、一見捗ってるように見えない日々の地道な学習が必須なのだ。ことこういう世界にはショートカットは無い。が、(どこまでまわり道しても役に立たないことはないという意味で)ショートカットもないがエクスカージョンもない、と言える。そして、これを楽しむためにはある種の資格が必要なのである。もちろん誰にでも開かれた資格である。
_ 盆も過ぎたというのに何か所も蚊に刺されて痒い。いわゆる残り蚊か…。あれは「残り香」か、ハハハ。←泉昌之の漫画のパクリです。玉砕机下作戦!とうとう俺を怒らせてしまったね。
2013-09-04 [長年日記]
_ 蚊に食われた手指の股が痒くて目が覚めた。異常に痒くて眠れないのだが、こんなこともあろうかと思って買っておいたウナコーワクールもろこしヘッドが見つかったのでものすごく捗る。俺も真田さんの域に近づいてきたようだな。
もろこしヘッドでウニウニしながら、統計の輪講の余談的なものを用意しようかと思って少しラオの教科書を眺めている。かの正規分布はどのような場合にあらわれるのか、その例が5つくらい出ている。大まかには分布の対称性と独立性から関数解析によってあらわれるものと、二項分布の極限から漸近するもの、というふうに大別される。射撃の着地点分布とか気体分子の速度分布は前者で、ランダムウォークする粒子や酔っ払いの位置の分布が後者に相当する。前者はさらにラオによると、直接的に関数形を導いていくケースと、特性関数が正規分布のものに一致することを示すケースが示されている。数式を変形させていって真面目に導くことは悪くないのだが、たとえば射撃の問題なんかは、モンテカルロシミュレーションから正規分布を導くことができたりしないのだろうか?と考えてしばし悩んでいる。あと、大変技巧的だが、一様乱数からボックス=ミュラー変換によって正規乱数をつくる数値計算法はどうか?など。いつだってホスト役は労多くして報われ難い面がある。その労自体を楽しめないと良いホストにはなれるものではない。それにしても、この5つばかりの例を見てみるならば、これらの例で仮定している事柄が成り立たないならば正規分布を仮定することは誤りである、と言ってもいいのだと逆に思う。それなのにいつの間に正規性の仮定がゴールデンルールのようになってしまって、ほとんど盲信されることが多いのか、と思う。ちなみに、酔っ払いが本当にフラフラと酔歩しているとしたら、彼を見つけるのにはどこを探せばよいかと言うと、彼が酒に酔い始めたその最初の地点にいる確率が一番高いのでそこで待っていればよいということになる。犯人が現場に戻るように、酔っ払いもまた飲み始めた最初の場所に戻る可能性が高いのである。だが、犯人の回帰の場合とは異なって、酔っ払いが酔い初めの場所に特別の思い入れを持っているという訳ではない。ただ偶然そこにいる確率が他より高いのである。
痒みはだいぶ収まった。でも指の股がまだはれているので妙な感じだ。
_ 帰りがけに野暮用が発生してエアコン修理を1時間遅らせてもらう。作業は5分ほどで終わる。正直俺でも直せるような組み立てミス。作りが安っぽいので…ということで、気を付けて使うべきところをご指導いただく。関係ないけど猫を飼ってる家では冷蔵庫の冷媒の配管が腐食する危険があるということも聞いた。尿に含まれる硫化水素(そんなものが入っているのか!)が腐食のもとなのだそうだ。そして、我が家の配管もちょっと変色しているということだった。ちょっと失敗だったのは、勧めたスリッパが買ったままで、両足が樹脂のタイでつながっていたのでサービスマン殿がよろけてしまったことだ。哀れなり…というかごめんなさい。疲れた。部屋が涼しくてPCの前でうたた寝が捗る。目覚めたらマイコさんが恐竜先生の役でドラマに出てる。ぴったりの役だと思う。綺麗。可愛い。胸小さい。
_ とても痒かった指の股なのだが、どうもこれは蚊に食われたのではないのではないかと言う気がする。これは汗で爛れたのではないか。そういうことはあるらしい。江戸期の書物「旅行用心集」の中に、馬の汗は人間にとっては毒であるから気を付けることと書かれているが、俺はオヤジの汗にもまた結構な毒が含まれていると思っている。デトックスで汗をかく以上は、その毒が汗に含まれているに決まっている。おそらくはアンモニアや尿素・尿酸などの窒化物、さらには硫化水素もか?冷蔵庫の銅配管を腐食される猫の尿に匹敵するような毒である。今夜もちょっと痒い。
2013-09-05 [長年日記]
_ 日付変わったが眠れる自信がない。なのでちょっと腐ったことを書く。「女体化」というジャンルに、ある種の"正当性"を付与した「らんま1/2」の罪は大きい。思い出したけど、俺は「とりかえばや物語」を読まねばならなかったのではなかったか?
_ 仕事柄、「なぜなぜ分析」をやることになった。この手法はなぜを5回ほど繰り返して抜本対策を目指すのである。参考URL。方法論を学ぶことは嫌いではないのだが、なんかちょっとなじめない感じがするのは、「なぜ」の始まりが非常に限定されていて、開かれた議論が望めないように思われることだ。問題解決のためには問題の共有がまず必要なことなのだが、課題によっては各人の捉え方の違いを考慮した方がより問題に対する真摯な取り組みが期待できることがあるはずであり、今これを適用することを期待されている課題はまさにそういう課題であるからだ。俺自身が発散する議論が好きで、魚の骨よりもKJ法の方が好ましく思っているせいであるかもしれない。あるいは、人間界における希少生物種に属する俺にとっては、多様性が受け入れられないことがそのまま自分の滅亡につながるせいかもしれない。まあ図書館行くか、週末。
2013-09-06 [長年日記]
_ 季節の行事的な仕事に加えて予定外のアクシデントの対応に追われたりなんかする数日間。資料作りが全く捗らん。したがって本業も捗らん。プライベートくらいは捗っていたいんだがいろいろあっていろいろ難しい。
今週は特に人間と濃厚接触(エロい意味じゃないぞ)することが多くて人間不信がつのりはじめている。そのせいだと思うが、鼻の奥で幻嗅がしはじめた。人気の無いとこ行って星とか見ながら寝たい。野宿したい。鹿の鳴き声聞きながらぼんやりしたい。しおりんに「ついてこい!」って言われたい。
_ 家路に向かう電車で日経読んでた。最終ページの「文化」面は、ときとしてこれはタモリ倶楽部ではないのかと言うようなマニアックな趣味の紹介がある。今日見たのはそれほどではないかもしれないが、妖怪譚を収集する人の話だ。ある老婦人が、子供の頃に児泣きじじいと遊んだことがあるという話をしていたというのだ。証言の内容からするとどう考えても「ウソップランド」に出ていた赤星昇一郎と遊んだのだとしか思えないのだが、なんだかその記事を読んでいて、いいなあと思って涙ぐむところだったのだ。人間って嫌いだよ。なぜなら人間にはアニマル・スピリッツがあるからなんだ。ああ、しおりんに「ついてこい!」って言われたいなあ。。。
2013-09-07 [長年日記]
_ 今年はじめて柿を食べた。旨しだなあ…
_ 英会話スクールに行くと、お若い女性の先生だった。女性講師は初めてで新鮮だ。先生もちょっと緊張されていたように感じられる。当然なのだが、年下の女性に下の名前で呼ばれることになるわけで、英会話とは全く関係ないそこにも新鮮味が感じられた。今ちょうど異文化に関するセクションをやっていて、各国の風習を学んで、自国の特異なところをショートプレゼンせよという宿題が出ていたので、それを披露した。プレゼンと言われたので一応「紳士淑女におわす方々…」とやり始めたのである。「そも本朝にありては、闊達におめく様なる語りごと、尋常にはあらず。されどそは人みな語ること嫌うにやあらず…日の本の歌枕、古跡の類ほむるは本朝の人みな喜ぶところなれば汝これを語れ。富士の高嶺を讃えなば必ず悦に入るところとならんか。貢ぎものはこれ社用にては必定にはあらねども小さきものはなにもなにもみな美しとてこれもまた人の喜ぶところなり。されど値、過ぎたるものは猜疑の心起こりてうとまるるなり。そばを食らいたるときは大いに音なしてすすれ。これ、味わう術の極みなれば。ことの語りごとも、こをば。」
こんな感じのことを英語で話したら「なれ達者なり」と褒めてくれて数か所表現を直された。捗った。先生はコンテンポラリーアートとフィルムが趣味だというので、フォーサイスのコンテンポラリーダンスの講義を受けたことがあるが、体に悪そうな踊りだと言ったらまた表現を直してくれた。ウィリアム・フォーサイスなのにフレデリック・フォーサイス(『ジャッカルの日』の著者)と言ってしまった誤りには気づかなかったらしい。今日学んだ言葉:blackmail(恐喝で得た金品) bribe(わいろ)など。
2013-09-08 [長年日記]
_ 2020年五輪は東京で開催。今以上に騒がしい都市になると思うと今から少々うんざりする。
_ 朝ヨガ。開始ぎりぎりに着いてしまった。足裏から手指と足指を組み合わせるのはよくやってたのだが足の甲側から組もうとするとうまくいかない。体っておもしろいな。ひざ裏も伸びなくなっている。だが三角のポーズは先週よりうまくできてる。感覚がもどってきた。
_ [特撮] 獣電戦隊(バモラ)キョウリュウジャー
朝ヨガ行って食事してから録画を見始めた。キャンデリラの中の人(=戸松遥)がまた出てきて歌って踊ってる。ラッキューロが言うことには、キャンデリラは"実際のアイドルである戸松遥"の容姿をパクって化けてるということである。というわけでキャンデリラ喜びの歌。今回はニューバージョン。しかし、オープニングに出てきた芸能プロの社長さんが水島裕なことにはちょっと気づかなかった。声が老いてるのかも。。。
_ [特撮] 仮面ライダーウィザード
多くの人を犠牲にして本当にコヨミを蘇らせる必要があるのか、というトドの言い分は真っ当だ。白い魔法使いから与えられた魔法では白い魔法使いを倒せない、という限界を突き付けられた晴人。これを打開するためには、与えられた魔法使い以外の力による他無いのだろう。それはファントムなのだと思っていたのだが、ファントムもまた白い魔法使いが生んだものだった。笛木が「厄介な存在」とみていたのはインフィニティの力で、これは晴人自身が生んだ力である。そういうことが今回見ていてやっとつながった。今現在のコヨミはただ肉体を存続されているだけの「人形」ということになっているが、一方いまそこにある感情は誰のものであるのか。ちなみに先回明らかになったことだが、トドが4人目というのは、晴人を入れて4人だった。コヨミは最初から最後まで暗い表情だ。そういう運命だったのだなあと思う。グレムリンの攻撃で笛木も消滅。グレムリン=ソラは賢者の石を手にしてコヨミも消滅。伝説巨神イデオンみたいにキャラみな殺しエンディングにならんとしている。次回、最終回みたい。次の鎧武がフルーツで変身するってのはネタなのか?←ネタじゃないみたい。キャラの区別が難しいようなのでとバンダイが提案したということらしい。うーむ、まあ見ての楽しみか。
_ 夕刻、英会話に。これまでに3回ほどキャンセルしていたので、そのうち1回分の振り替え。行くと、お若い男性の先生であった。ちょっと「オマドーン」のジャケットのマイク・オールドフィールドを彷彿とされる容貌。比較的早口であまり大きな声ではないにも関わらず、なぜか聞き取りやすかった。おそらく平易な表現を意識してくださったんだろう。ビジネスシーンにおいては重要な最初の出会いの時に使える表現を学ぶ。滞在は何日間なのかとか、ここの食べ物は口に合うかとか。で、来週はまたお休みする。
2013-09-09 [長年日記]
_ 宝亀元年(774)海道の蝦夷が蜂起したという続日本紀の記述が気になってきている。「海道」とはここでは宮城の海岸付近を言うようなのだが(ちがうかも)、実態としても言葉としても「海道」あるいは「街道」の成り立ちに興味がある俺としては捨て置けない。これに関する「弘前大学國史研究」の記事が読みたいと思ったら俺の学校である放送大学においてあるらしい。残念だが、これを神奈川に取り寄せることはできないようなので、久しぶりに千葉に行くかと言う気になりつつある。そういえば、下期の面接授業が決まった。念願の長唄の講義。これで三味線にはじめて触ることができそうだ。
_ 今朝がた見た気がかりな夢は、偉大な存在が矮小な姿となってあらわれるなんとも物悲しい夢だった。俺は不注意からその矮小になった偉大な存在を瀕死の状態に追いやってしまい、激しく後悔しながら早く医者をと急いでいた。この夢が本当に夢であったことには感謝している。昔、美しく立派な鶴のような大きな鳥が、干からびた自らの子供を俺に食物、というか供物のように差し出す夢を見たことがある。俺はそれを茶漬けのようにして食べようとして箸が進まなかった。あのときの鳥は俺に何を求めていたのか。俺たちの祈りが必ず神意にかなうとは限らないように、そのときの鳥の思いは俺にはおそらく理解できなかった。俺は俺の夢において神のようであったが、その神はまるでグノーシスの神であったのだ。この二つの夢はちょっと共通点がないように見えるが、俺には似た夢のように思えて仕方がない。丹頂鶴のような鳥はやはり俺にとっては偉大な存在と言えるのだが、しかしその分身である子鳥は、アゴの干物のように矮小な存在となっていた。俺はそれら矮小な姿へと貶められた者たちへの憐みでいっぱいになる。俺などよりもよっぽど立派な存在であるはずのそれらが、不当に哀れな姿をさらしている。哀しく、また怒りを感じる。あなたがたがそんな姿になる理由などない。世間には本質的に醜く恥さらしな存在などほかにたくさんいるではないか。人に擬態した虫けら、おのれの醜さを巧みに相対化しようとする者たち、そしてその醜い存在をさらに増やそうとするオークの王たち。彼らこそが俺の敵だ、彼らと同じ天を仰ぐことはないだろう、と心からそう思う。そういう独りよがりな怒りである。この怒りの対象となるものなど、本当はどこにもいないのかもしれない。オークの王たちはまさか自分がそれだとは思ってはいないだろう。そうであるなら、哲学的ゾンビと同様、人間とオークの王たちの違いを証明することは心底難しくなる。そしてそのうち、オークだろうが人間だろうかいいじゃないか、ということになる。そこがオークたちの思うつぼなのであり、哲学的ゾンビなどとは比べ物にならない害悪、つまり人間の敵たる所以なのである。
2013-09-10 [長年日記]
_ いろいろと捗らない時は新聞や論文でもあさる他無いかもしれない。スキルミオンとは何ぞ?とか、オリンピック招致が東京に、日本にもたらすものは?とか、7年もの間熱狂し続けることができるのか?とか、コンパニオン診断に質量分析器が威力を発揮しているのはどういうことなんだとか。どんどん発散する。発散、発散とはまるでアラビアンナイトの登場人物のようではないか。
2013-09-11 [長年日記]
_ 滝川クリステルのスピーチが大人気。お・も・て・な・し。しまった、図書館で和歌の披講の本を借りてくるのを忘れてた。週末は野暮用がある。話題行ったり来たりするが、ぜひ福田彩乃にはこのフランス語のスピーチのモノマネをやってもらいたいものだと思う。いやなんとなくだが、すでに練習し始めてるのではないか?!このような地味な努力は、福田彩乃がグローバルなモノマネ芸人となる可能性を秘めていると思うのだ。
_ ニュース聞くまでまるで気づかなかったが、今日は9.11であるということを忘れてはならなかったのだ。2001年当時俺はその知らせを、綱島の今はもうないサウナのバーで知った。深い飲酒の習慣のあった当時のことだ、おそらくはこれももうない駅前の居酒屋「ひょうたん」で痛飲して、〆のメニューに雑煮(その店では一年中食べることができた)なんか食べてからサウナに寄って、ヒト汗かいてからさらにビールを飲んでいた頃にその知らせをニュースで見たのだと思う。貿易センタービルが倒壊する映像が映画のようにしか見えなかった。大国アメリカは異文化社会の恨みを買いすぎているのだ、そう考えていたと思う。だが、日本にそのようなリスクがないわけではなかった。ジハードを唱える文化圏に生じたテロリズムの犠牲となるかどうかはともかく、日本が他の文化圏から恨みを買っていないというわけではないだろう。そういうことは今の俺の身の上からはなかなか分かりにくいことでは確かにある。せめて何かを学ばなくてはならない。今の年齢がそれに遅すぎるということはないはずだ。無知であること。その事実には勇敢に立ち向かう必要がある。その態度を貫くことができるなら、俺はアニマルスピリットを捨て去ることができるかもしれない。
2013-09-14 [長年日記]
_ 北の都(1)
_ 札幌の朝方は蒸し暑かった。地元民に聞いても確かにそうで、今年は異常であるそうな。午後は晴れた。大通り公園はオータムフェスタでもりあがっている。俺にはそのテントの陰の開拓記念碑が気になっている。
2013-09-15 70000アクセス幸甚! [長年日記]
_ ここを訪れた諸君に改めて幸あれかし。今後ともよろしく。エロいネタは続ける。
_ 北の都(2)
_ 同行してた人が「長年大通り公園歩いてたのに全然気づかなかった」と言ってた。俺だって札幌にいたころは気づかなかった。
2013-09-16 [長年日記]
_ 北の都(3)
_ 宿泊先で甥の人たちが見せにきたアマゾンライダー。からだ緑だったか。
やばい、飛行機ことごとく欠航だ。かえれるのか?俺。
_ 続き。今のところ予約してる便に欠航の知らせは無い。新千歳空港までの列車も遅延無く動いた。だがまだ安心はできない。甥の人は飛行機が飛ばなければ(俺がもう一日泊まるから)良いとか挙げ句の果てには俺が乗った飛行機が落ちれば良いとか言い出した。俺に死ねと言うのかと言い返したら発言が不適当だったことに気づいたようだ。俺の発言も子供相手に無慈悲すぎるかも知れん。続く。
_ 続き。千歳着いた。だが、ニュースでやっていたような長蛇の列はどこにも無い。何事も無いかのように搭乗手続きまでは済んだ。遅延の知らせも無い。まだよくわからないが、まだ一時間くらいあるので余裕ぶっこいてソフトクリームでも食う。続く。
_ 旨し。メロンとバニラのミックス。
_ 外見たらすでに機体がスタンバってるようだ。空港が混んでるらしいからやはりいくらかの遅れはあるのだろうとは思われる。あと20分ほどで定刻。たった今定刻で案内というアナウンスがあった。呆気なし。
2013-09-17 [長年日記]
_ 人間界にはオークが擬態して生息している。そのことは今日特に良くわかったような気がしている。オークはオークの子供を溺愛している。それを育ておおせるためならどんなに汚いことも平気でやってのける。子煩悩とはやはり煩悩の一つであり、徳高い人間であるならば捨て去るべきものである。まして子育てのために他者を犠牲にするなどもっての他なのだが、オークにとってはそれが美徳である。それゆえに醜悪な遺伝子が人間界を脅かすばかりだ。さらにオークは人間と交配することが可能である。それがまた大きな問題の一因である。間違ってオークと暮らし、オークの生活を見た人間は人間であることを捨て去る傾向にある。その醜悪さはそこにとどまる限りは心地よいものであるようなのだ。
人間世界の大半はすでにオークによってその場所を占められている。崇高な領域はどこにもなくなろうとしている。
_ 「オーク死すべし!」しかしその声ももはやか細いものとなり果てた。人類は滅びる。オークの世となる。俺は隠遁する他無い。だが、平和的に世捨て人となるためには、最もその境遇から遠い企業という場所で生活せねばならないと言う現代の矛盾がある。無事に隠遁するためには蓄えが必要なのである。
2013-09-18 [長年日記]
_ この休みに録画していた「八重の桜」「獣電戦隊キョウリュウジャー」「仮面ライダーウィザード」など立て続けに見んとしてさっさと帰ってきた。
_ [特撮] 「獣電戦隊(バモラ)キョウリュウジャー」
キング強すぎる。「終生の仲は修正できません」ノッサンww 変身ポーズをうろ覚えで甥の人に披露して冷ややかな視線を浴びせられたのは慙愧に堪えない。
_ [特撮] 「仮面ライダーウィザード」
最終回じゃなかった。賢者の石を手に入れたソラは無差別に殺戮を始める。メイジ達もそれぞれの理由によって戦う。今回のトドは存在感ある。マイちゃん以外のメイジの活躍ももう少し活躍が見たかった。内なるドラゴンとの確執ももう少し。コヨミちゃん最後にちょっと笑った。でもやはり暗い。凜子ちゃんおいしい。そして今だから言うが、小倉久寛は最初から最後までずっとキモかった。子供の生まれたトドは「可愛いすねー」とか言っちゃってすっかりトドに戻ってるしww 次回、異世界編。甥の人が「ウィザード最終回じゃなかったじゃん」と俺の過ちを責めんとするので「いや、実質的に最終回だった」と大人の返答をしてやったら答えに窮していた。ざまを見よw
_ 先日ユリイカの「平成仮面ライダー」を読んで以来、リアルタイムで仮面ライダーを見ながらいろいろな思いを浮かべていてだんだん、創り手の意図をはるかに飛び越えた「過剰な評論」のことが気にくわなくなってきた。何と言うかその気にくわなさは、一連の押井守作品を見たときの気にくわなさに通じるものがある。それは二次創作という意味で同人誌のエロ漫画にも通じるものだ。一次作品に対するいろいろな意味の深い愛情は良く理解できる。だが、評論と言うものはそれ以上のものとしてありがたく受け止めるべきものではないのかもしれない。評論というものは誰のために書かれるものなのだろうか。誰が読み手であると意図して書かれるものなのだろうか。評論の役割(ああ、確かに役割と言うものがあるだろう)ってなんなのだろう。だがそんなことは、一流の評論に触れてから考えるべきなのだろうと思う。
_ [怒りの日記]この人痴漢です(男)
札幌から帰ってくるときに感じた怒り2題。その一つは、「統計学が最強の学問である」を読んで感じた勢い余る若書きの読みにくさ。ぷりぷりと怒りながらそれでも読み続けなくてはならない理由がある。耳障りの悪い言葉の中にも、学ぶべきことはある。もう一つは、飛行機で隣に座ったあんちゃんがよほど疲れていたのかそれとも俺に(同)性的魅力があったからなのか、やたらにこちらに寄りかかってきたことである。寄りかかるのをあからさまによけてみたり、腕をトントンと叩いて気付きを促しても寄りかかってくる。たまらずアテンダントを呼ぶボタンを押したがおり悪く離陸直後で誰も動けない。もしやそれを見越しての迷惑行為であったのだろうか?トラブルになることは避けたかったが、耳元に「寄り過ぎですよ!」と訴えるとようやく離れた。似た体験は過去にもある。電車での帰り道、隣に座ったあんちゃんが居眠りする振りしておれの太ももに手を触れてくるのだ。振りほどいたらそれ以上すり寄ってこなかったのだが、おり悪く会社の同僚が向かいの席に座っていて一部始終を見ていたのが大変恥ずかしかった。そういうわけで、俺は痴漢の被害を受けた女性の苦しみが良くわかる。この気付きは重要かもしれない。だが俺に手を出すホモには生まれてきたことを後悔するような手痛い仕打ちを浴びせてやりたいと思わずにはいられないのである。俺はそのときはさすがに俺のアニマルスピリットを抑え込むことができる自信が無い。痴女の被害にはちょっとあってみたい。
2013-09-19 [長年日記]
_ [新聞を読んで] 鉄粉米。
「これはなんだ!ぎゃはは、これはなんだ!」電車の中で、TPPに関連する記事を読んでて思わず声が漏れてしまったのは、「鉄粉米」のことだった。馬蹄型磁石にくっついている黒い米粒。それは何かの比喩ではなく全くもって黒い米粒だったのだ。種もみに鉄をコートして、その重さによって簡単に地表に浮き出てこないようにすると収穫が捗るらしい。しかしよりによって鉄でコートかよ。磁石にくっつける意味はほとんどなさそうだ。磁性流体のデモンストレーションで磁力線に沿う方向にトゲトゲが出る画像をよく見るが、あんな絵と似てて笑える。日本の技術はとんでもない。これをクールを言わずして何であろうか。
_ 如何に巧みに人間を模擬しようがオークには絶対にまねのできないことが数々ある。俺は奴らへの怒りを昇華するべくそれらを行ない続け、自らが人であるということの証にせねばならない。オーク死すべし。人の王国に幸あれかし。
2013-09-20 [長年日記]
_ たまには真面目にやろうと思って、そうなったらできる限りのことをしようと決めたのだが、そのようなやり方がどうもかえって人の反感を買うことがあるように思われて仕方がない。人としてあるべき姿を求めんとして、かえって孤立感を深めることになるとしたら、それは一体何故なのか。このような現象を取り扱う学問領域は何なのだ。倫理学か?社会学か?経済学か?俺にはどうもそれは経済学の問題であるように思われる。だが、もしかしたらまだまだやり方が手ぬるいというだけのことなのかもしれない。とりあえず俺は俺の怒りでわが身を焼き焦がすことがないように、世界のありとあらゆるただ乗りの有様を記録していこうかな、などと思い始めている。
2013-09-21 [長年日記]
_ 1744年に描かれたTSF作品。右がアルテミスにざ・ちぇんじしたゼウス。そういうわけだからゼウスは男女両方の快楽を知っているということになるのだろう。このあと左のカリストはゼウスの奥さんの恨みを買って熊に変えられる。彼女はむくつけき熊になっても乙女の心のままなので森のくまさんたちが怖くて仕方ない。TSFばかりかギャップ萌えの古い例と言うことにもなるのだろう。
_ 水曜どうでしょうが7年ぶりの新作放映とのことだ。北海道内は10/2から。TVKはいつなの?MXはいつなの?BS朝日ではやらないのか?
_ [音楽] 永野亮「かえりみち」
アルバム「はじめよう」からの一曲。朝ズバッ!のエンディングにもなった曲らしいけど場面は帰り道の夕暮れと言う感じ。「今日も何事もなく映画見てコカコーラ 見えないミサイルでたった今世界が滅ぶ」と軽やかに歌う永野君。ミサイルと言う言葉がまるで平和の象徴のように使われていることに軽い驚きを感じた。聞いたのは会社に行く朝の道、信号待ちの僅かな時間。アポジーとしての活動もずっと待っている。シロホンの音が雰囲気だしてる。このアルバムでは「あらしのよる」も良い。阿部芙蓉美さんというシンガーが参加してる。どうでもいいが阿部さんは身長170cmの稚内出身の人。YOUTUBEで歌ってるの聞くとだいぶ儚げな歌い方をしてるように感じるが、「あらしのよるに」ではそのタイトルに似合った童謡のような歌い方をしている。永野君は身長161cmで身長逆転コンビ…いやほんとどうでもよかった。この二人のことをネットで探してたら偶然星野源くんのことが飛び込んできた。病気療養、今も続いてるんだろうか。早く回復してまた「タモリ倶楽部」のエロい回に出て来て欲しい。
_ うにゃ [どうでしょう多分新作tvkではしばらくやらないのよ]
2013-09-22 [長年日記]
_ [特撮] 「仮面ライダーウィザード」
異世界編。アクセルモードの555とクロックアップしたカブトがワームと戦うシーンの背後でカバちゃんがゆっくり動いてる。まだ使われてた!昭和初期の"演技に依存する特殊効果"すなわちSEDA(Special Effects Depending on Actors)、である。SFXの歴史をウィキペディアで見てもこの言葉は出てこない。たった今俺が造語したから。田口トモロオがアマダム(これはクウガの変身能力の原因とされる霊石と同じ名である)というこの異世界の主として怪演を披露している。ロケに使われている古民家や石橋のある土地はどこだろう。だいぶ都会から離れた土地のようだ。良くあるAnother Storyと切り捨ててしまうことができないことが一つだけあった。この世界で空を見上げると、地球で真昼の月を見るよりもずっと大きな地球を見ることができる。この世界に生まれた人間は、当たり前のように地球に行きたいと思うことだろう。それは作中の男女の子供たちの動機に重なることでもある。終盤に鎧武登場。次回、ウィザードの最終回。実質的には既に終わってる。
_ [夢] 先生と呼ばれる人。
昨日の朝方見た夢だったと思う。おそらく古い街道沿いの道だろう。バス停の名前にそのことをうかがわせる名残があった。その幾分細い道をたどっていくと、「先生」と呼ばれる人の家があった。俺はなぜか両親と甥の一人を同行させて「先生」の家を訪ねる。俺の書いたものを見てもらうためだ。落ち着かなく待っていると「先生」はあらわれた。俺よりはだいぶ若い。だが明らかにこの人は人を教え導く何かを持っている。硬い質感の髪を後方に特に手入れもせずに跳ねるにまかせているのは、俺にはエドガー・アラン・ポォの肖像を思わせた。目は大きく切れ長で、口ひげをニートに蓄えている。和服であらわれた先生はたいそう忙しい人のようだった。だから、俺の作品に目を通す時間はごく短いものだったが、ある程度書き溜めて持って行ったものの最初のページを読み、どうやらそこに面白そうな何かを見出したようだった。それが、俺自身の考え方を面白いと感じたのか、作品としての面白さを感じたのかはわからない。稚拙な文章の稚拙さ加減を笑う他なかったのかもしれなかった。だが「先生」の思いを推測することはやめておいた。「先生」がこの駄作を見て、そこに何か面白いと思うものを見出したのは確かだったからだ。しばし文章を読んだ後、1ページ目にある書き損じ部分を墨で塗りつぶした痕を「先生」は指でなぞる。指の先には墨が付いた。そのことも「先生」には面白く思われたらしい。それから「先生」は「何かまた新しいものを書いてきてください」と言った。それは手紙で送ってくるのがいい、と言ったか、手紙ではいけない、と言ったかは聞き取れない。だが、また何か俺の新しく書いた文章を読みたいと言ってくれた。「それを読んでから、会見の時間を設けることにしましょう」ということだったから、手紙で送るように言ったのだろう。そして、今日の会見はこれで終わりだといった。「では最後まで読んではくださらない…?」と俺は哀願を含めて言った。「先生」は、何を当然のことを尋ねるのかと不思議そうな表情で「そうですよ?」と言った。だが俺は、少なくとも「先生」に興味を抱かせたことで十分満足だった。甥が俺を祝福するかのようにビニールの切れ端のようなゴミを俺の髪になすりつけていた。俺は持参した原稿と、先生から渡された茶筅のような小さな筆を受け取り、(やった、やった…)と心で叫びながら、手ぬぐいで何重にも巻いて持ち帰る準備をした。目覚めてすぐ、忘れないようにこの夢をメモ書きした。「先生」の声は若々しく明るい声だった。そこに考えの含まれていない余計な言葉を決して発しようとしない、好ましい寡黙さも相まって、俺はこの「先生」に今も心を奪われている。夢で老賢人に遭うのは何年ぶりなのだろう。俺には未だにユング的な夢を見ることができるのだと思うとうれしかった。老賢人は自分よりも若い姿で現れることもあるのだと思った。この先は特にそういうことになるだろうと思う。
2013-09-23 [長年日記]
_ 「あまちゃん」のあとは杏さんがヒロインの「ごちそうさん」というのが始まる。今日の休みにその前宣伝的な番組をやってるのをだらーっとみてるのだが、大阪の料理は「始末の料理」と言っていた。京料理もそういうことを言うらしい。無駄なく全部食べるということのようだ。自然食を愛好する人たちも「一物全体食」などと言う。京都から大阪への京街道を歩いた時に入ったとある創作料理屋で、鍋の類を食べたときに入っていたシイタケの石附が長めに残されていたのを思い出している。俺が自宅で使うときは、乾燥したのをもどすことも多いせいだろうか、傘の直下で切り落とすのだが、生の時にはそういうところまで食べるのも良いなと思ったのだった。
_ 先週の「ロケみつ」の録画見てるとこ。親玉Dがまさかのプロデューサー昇格で引退。まあ関西ではもっと前にニュースになってたんだろうけど、それを聞いた早希ちゃん曰く「ギャラを(5000円から10000円に)上げてください」しっかりしてんなあ。さすがわ今年で30才。書き忘れるとこだった。加藤夏希が綾波のコスプレでゲストに。良いぜ。
_ 夕刻。またしても「ごちそうさん」のメイキングなど見ている。杏さんのお母さん役は財前直美で、どちらも大河ドラマで北条政子をやっているという共通点がある。
_ 今日は午前中にアシュタンガ・ヨガ1.5hでたっぷり汗をかいてから横浜中央図書館に出かけて「和歌を歌う」という本を借りてきた。和歌はもちろん歌われるための歌なのだから、詠唱と言うか披講というか、とにかく歌い方を知りたいのだった。和歌を歌っているのを聞くのは初めてというわけではない。今年は歌会始を録画して視聴した。「自作朗読の世界」というCDでは自作短歌を歌う与謝野晶子や斉藤茂吉、釈超空(折口信夫)の声なども聴くことはできる。与謝野晶子などは好きなように歌っているようにも聞こえるが、釈超空の歌い方は理路整然とした感じを受ける。明治期以降の和歌の歌い方がどれほど古式を伝えているのかはよくわからないが、まあ聴いてみよう、読んでみよう。そのうち歌いだすことがあるかもしれない。カラオケがいらないし、音痴であっても歌える歌であるに違いない。
2013-09-24 [長年日記]
_ みうらじゅんのサントラくん
こんな日にやってるとはな。「アナコンダ」という映画のこと話してる時に、縁日で売ってるゴムヘビを集めてるという話が出る。ボアと言う3000円もする太い蛇を見つけたときの話。「大人も買わない子供も買わない。こんなもの誰が買うんだ。俺だな。」そう思って買った、ということだ。素晴らしすぎますみうらさん。
_ iPhoneの画面のるっくあんどふーるが変わってしまって慣れるのにちょっとかかりそう。心なしか応答が遅くなったような気がする。
_ MAXのTACATA'見ててかなりクセになってる。この振り付けは神wダサいと言ってるやつは何もわかってないwww笑う門にはtacata www 8月に出てた。田舎暮らし止めてこんなことやってたのかwww 剛力ちゃんのダンスもちょっと前までキレキレすぎてネット上で爆笑を誘ってたりして、日本の芸能人のダンスがすごいことになってきてると感じる。もとはこれみたい。これってどう聞いても通販のステマだよね。。。ところでこの曲冒頭15秒くらいのところで確かに「アニメオタクなら豆だ!」と言ってる。喜んで空耳アワーに出そうと思ったらもうすでにネットでは有名だった。 くやしいのう… SЯО ← ORZの逆向き書こうと思ってロシア文字使ったがうまくいかん!これもくやしいのうww
_ うにゃ [みうらじゅんさんって凄い人なんだと最近知る。 MAXのまでしってるとは、けいさんもすごい人だ]
2013-09-25 [長年日記]
_ [特撮] 怪奇大作戦、怪奇大作戦セカンドファイル、怪奇大作戦ミステリーファイル
10月から新シリーズが始まるんだ。NHK-BSプレミアムにて。これに因んで、オリジナルの怪奇大作戦と、西島秀俊あんちゃまも出てるセカンドファイルも放映されるのである。やたー!DVD買わなくていかった。レコーダー3台体制で録画にいそしむことに決めた。
_ あまちゃんの再放送で鈴鹿ひろみが歌っている。薬師丸ひろ子の歌はあまり好きじゃなかったけどなんか良かった。良かったと書いてしまったがまだ歌は続いてる。「好きよ 嫌いよ」小麦色のマーメイドか。あまちゃんの録画、通しで見るのは何年後になるのだろう。その前に俺は「梅ちゃん先生」やら「カーネーション」やら見なきゃいけないんだよなー。
_ 昨日だったかな、仕事中突然「みどりのマキバオー」の「そーなのねそーなのね」を思い出して頭の中から消えなくて困った。同僚に「そーなのね」とかいいたくて言いたくてたまらんかった。
_ ガチャピンの身体能力がもはや異次元。流鏑馬でしっかり2本矢を命中させやがった。なんだこれは。。。
_ またTACATA'のムービー見てる。思い出したが、MAXのデビュー曲って、「恋するヴェルファーレダンス」っていうスゴイ歌。もともとこういう人たちだったのだ。漫湖公園発言も有名だし。「TACATA'」見ても全く違和感無いぞ。
2013-09-26 [長年日記]
_ だいぶ涼しくなった。いろいろと捗る予感。帰りがけに東急ストアで安売りしてたミンククジラ買って帰ってオールフリー飲みつつ食べてみた。旨し。これは当たりだったなあ。たまにはクジラさんを食べなきゃダメなんだーい。と、花輪和一風につぶやいた。
_ 会社の食堂で夕食取りながらクローズアップ現代見てた。ロボットが大量投入されるこれからの戦争がどういう姿になるか。途中で休憩時間が終わったのですべて見てはいないが、ロボットが比較的強いAIを搭載している時代を考えると、戦闘はロボットが人間を守ることをまずは第一義として行なわれるだろうと思う。当然、敵方も同等の技術をもってことにあたるであろうから、それはロボット対ロボットの戦闘となり、人間はそれが陥落すると敗北となるサッカーのゴールのような存在となり、強いAI同士の戦略が対決するゲーム性の強いものとなる。戦う者自身が生命を含む何物をも恐れることがないため、ゲーム性は大変強くなるだろう。マンマシンシステムとマシンオンリーシステム(こんな言い方するのか?しないみたい)を戦わせた場合一時的には前者が後者を圧倒するだろうが、いずれは後者が前者を打ち負かす。そして人間の存在は、いわゆる”ゲーム”つまりそれにより勝敗が決する「獲物」以外の意味を持たなくなるだろう。
2013-09-27 [長年日記]
_ 仕事場がうつるので引っ越し作業。わりとバタバタのうちに終わってしまうのだがなんやかんやで10年以上いた建屋。建設直後に入ってきてそれなりに老朽化してきた。今リフォームして別の主が入ろうとしている。禁煙の部屋でも長く使ってると袖机が黄ばんだりしている。それをハヤトールでこすり落し、玄関を出るときに軽く一礼して帰った。そういうことができる余裕があって良かったな、と思う。緑の多い敷地は好きだった。いずれ戻ることもあるかも知れない。ただ、会社人生はそれほど残りが長いという訳でもない。とりあえず通勤経路が変わる。入社したての時に使っていた経路だ。新鮮な気持ちで始められるだろうと思う。
2013-09-28 [長年日記]
_ タモリ倶楽部「販売本数1万本突破!ありがとうゼンハイザーMKH416」←おもっきり録画失敗した。つうか容量足りなくなってた。気にはなったのだが。ここ数年で初めての失敗。
_ 今日の英会話。宿題に、中国から訪問するChungさんという人を迎えるダンドリを書いたEメールを書け、と言うのが出ていた。メール本文自体はそこそこのことを書けばいいと思ったのだが、バックグラウンドになるストーリーを考えているうちになんだか本当に会社での会見をアレンジしてるような気になってちょっとプレッシャーを感じてしまった。メールを書くにあたって注意せねばならないことが、俺の会社のChief Officerからメールで来ていた。Chungさんはおもちゃメーカーの社長で、彼の会社の輸出担当のマネージャーと共にわが社と一緒に仕事をすることが得策であるかを検討するために視察に来られる。6/20に来訪して23日に発たれる。ビジネスプランを議論する会議を設定するとともに、わが社の文化・社会活動についても知らしめるよう計らえ。くれぐれも文化的相違に起因するトラブルは起こさず、格別の印象を与えるようにせよ。必要ならば中国ビジネス文化の専門家であるキャサリン・エンに相談せよ。
_ キャサリン・エンのアドバイスは先回ヒアリングのレッスンで聞いている。彼女の言うことでは、彼らとともに謀るにあたってはまず人間的に信頼されることが重要であるから、重要人物であるように接することが良い。彼らは格式を重んじる。もし贈り物をするのなら有名なブランドのものを送らなくてはいけない。化粧品なら資生堂、デジカメならソニーのような知名度の高いものが良い。多少の中国語を覚えることは重要だ。彼らはそれをわれわれが使うことを喜ぶであろう。プロの通訳を雇うよりは社内で中国語を話せるものをあてがう方がいい。人生とは何かとか政治・宗教のような難しい話題は避けよ。贈り物を受け取る際には何度か断りを入れられるであろう。贈り物は赤い紙に包装すると良い。それは彼らのラッキー・カラーなのである。時間は厳守せよ。敬愛を示すことは特段重要なことである。
_ そのようなアドバイスを得て、俺は以下のようなメールを書いた:
_ 「拝啓Chung様
恙無き耶。御身に拝謁の機会を得て幸甚至極也。6月20日に於いて我空港へ迎えを手向けん。我が社新横浜にありて御身らを「えすこうと」せん。
於6/21、我社の企業博物館に案内せん。彼方に楊女史なる学芸員ありて展示の説明を中国語にて行わん(※ここでは我社の文化的アクティビティをアピールすることができるであろう。だがこの我社博物館も経営が苦しく昨今は縮小傾向にある)。午後は横浜港なる我社倉庫を案内したる後は横浜なる我社最大の出店を披露すべし。(※宿題には書かなかったが、俺はここで、赤い包み紙に包んだ日本人形をChung氏とその連れにプレゼントするつもりである。だがそのセレクションが適正かどうかは良くわからないので再度キャサリン・エンに問い合わせるつもりでいる。)夜は屋形船にて馳走せん。
於6/22、我らの向後の業務計画議論せん。なかんずくじょいんと・べんちゅあの可能性語らんと欲す。我朝の食事にも飽くる頃なれば夜は中華街なる著名の食事処にて歓談せん。
於6/23、前日の会見まとめん。汝こんくるうでぃんぐ・りまあく下さるればこれ我らの喜びともならん。
さらば6/20にて会わんことこの上無き楽しみ也。此致敬礼(※”Best Regards”と一旦書いたがキャサリンの助言があったので変更した)。けいりう堂(まねいじんぐ・でぃれくたあ、といわあるど社)拝。」
_ このメールでChung氏が何と思ったかは知れない。あとは6/20に向けて社内外の用意を整えるだけなのである。そういうわけで今日のレッスンは少し時間が足りなくなってしまった。
ところで英語で書くべきところを怪しい古文で書いているのは、英語のまずさ(古文だってまずいのだが)を偽装したいこともあるのだが、かいてみると何となく鴎外や漱石が文語体で書いた「舞姫」や「倫敦塔」を読んだ時に感じた異化効果が出るのではないかと思ったからである。上手く行ってるかどうかはわからないが今後もなるべくそういう書き方つづける。
_ またTACATA' の動画見てる。振り付けはよく見ると「そんなの関係ねえ」と似てる。「タカタカー」のとこで3人で両手上げてジャンプ2回するところ、好き。
2013-09-29 [長年日記]
_ 遅い起床。
_ [特撮] 獣電戦隊(バモラ)キョウリュウジャー
のっさん大活躍。ラッキューロ「ダジャレばかり言ってるさえないおっさんかと思ったら案外切れるんですね」ノブハル(青)「さえないおっさんをなめるなー!」認めちゃってるし。戦隊全員の名乗りのシーンで掛かってるのはのっさんのテーマソングなのか?「〽ダジャレを言ってる奴は誰じゃー?」キャラソンアルバム、11/20発売らしいです。「荒れちゃうよー、止めてミロのビーナス!」やめてw
ちなみに〽は「庵点(いおりてん)」と呼ぶ。謡曲本でつかわれカギカッコのもとになったと。そう考えると横書きで冒頭につけると囲われてない感が漂うので末尾につけた方がいいのかもしれない:
ダジャレを言ってる奴は誰じゃ〜〽
だがこれだとどこから引用が始まるか自明ではないのである。横書き日本語文化を醸成するためにはこの記号を鏡像反転した文字を作って使うべきだと思うのだ。さもなくば、昔に戻って右から左に書くか:
〜ゃじ誰は奴るてっ言をレャジダ〽
これはだめなのだ。引用文以外も右→左順でストレスなく書けるようにするということは日本語入力システムに大きな変更を強いることになってしまうのである。 横文字文化はまだこなれていない部分も多いと思っている。楷書で書くならいいのかもしれないが、横文字の草書・行書と言うのが難しい。これは漢字を筆記具で書くのが捗らない一因となっているように思われる。この本読んでみる。
_ [特撮] 仮面ライダーウィザード
晴人が士くんと対話している一方でアマダムこと田口トモロオさんが卒塔婆をもっておじゃるおじゃると呪文を唱えている。士くん曰く:「ある人が言った。俺達は正義のために戦うんじゃない。人間の自由のために戦うんだ。」"ある人"は、石ノ森章太郎かもしれないし白倉紳一郎かもしれないし、中江真司さんであるかもしれない。鎧武再登場してアマダムを倒す。本編始まる前にラスボス倒したみたいで始まる前から最終話みたいになってる。士=ディケイドはまた旅に戻る。ネクストディケイド過ぎてもそのままやってるんじゃないのか。高山侑子りんのスケ番可愛かった。
_ BRレコーダー3台目をインスコ。最近の機種はすごく小さくなってる。HDがSSRリモコンもマニアックなやつから簡単リモコンに代わってる。デザインがコロコロ変わる。まあこれで怪奇大作戦シリーズとタモリ倶楽部の録画にはかなり対応できたことになるはずなのだが…
_ ものまねでTACATA'やってるなww 中島美嘉軍団酷過ぎる。
2013-09-30 [長年日記]
_ 職場かわる。昔通ってた建屋の近くで懐かしい。
_ 水曜どうでしょう新作の道外の放映情報。 首都圏はまだ知れず。個人的にはMXの再放送がそろそろ一巡するのでどうかな、と期待しているのだが。
_ しおりん [ついてこい! ]
_ けい [おめーじゃねえよ。このいいふりこきのがんべたかり!]
_ きだ [どさんここわい…(^^;]
_ けい [おっと、またはんかくさいやつがやってきたか。 ちなみに日本国語大辞典にも「がんべ」は載ってました。方言だけに初出は..]